子育て中のあなたに質問です。
- 子どもが親の顔色ばっかりうかがっている気がする
- 子どもが悩んでいそうだけど、親には話してくれない
- 子どもが自分で考えてくれない
こんな悩み、ありませんか?
もし原因が私達・親にあったとしたらどうしましょう。
実は子どもの話を聴けていないと上記のようになってしまうおそれがあります。
ここでの『聴く』というのは、以下の姿勢を指します。
- 相手を無条件に受容すること
- 相手をジャッジしないこと
- 自分の経験を通して判断しないこと
- 相手の話している表面的な内容だけでなく、感情を知ること
私は『聴く』ことについて勉強しています。その中で『子育てしている親』にお勧めの『聴く』本と出会いました。
それは『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』です。
本記事には『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』を子育て中の親にお勧めしたいポイントを書きました。
本記事を読めば、子育て中の親が子どもと良い関係になる近道を知ることが出来ます。正直に言えば、実際は遠回りに感じるかもしれませんが、私は唯一の道だと思っています。
私は実践して、少なからず効果を感じ始めています。あなたも本記事や『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』を読んでお子さんと良い関係を築いてくださいね。
『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』の概要
第一章『子どもは話を聴いてほしい』では、人は聴いてほしい生き物で、子どもだって同じということが説明されています。そして聴いてもらえないことの危うさ、どういう状況が聴いている状況なのかが分かります。
第二章『なぜ話を聴けないか』では、親ゆえの聴けない事情、スマホなどの外部環境をあげて、なぜ聴けないかを教えてくれます。
第三章『アクティブリスニング実践編』では、スキルだけではなく、まずは聴く環境を整える大切さを知ることが出来ます。
第四章『あなたはどのタイプの聴き手でしょうか?』では、間違った聴き方を知ることで、より良く聴くことを目指します。
終章『自分の声に耳を澄ます』では、まずアクティブリスニング実践者が余裕を持つことが大事だと教えてくれます。
『アクティブリスニングQ&A』では保護者が悩みそうな問題を取り上げ、解決の方向を示してくれます。
本書は『内容が子育てに焦点をあてて必要最低限に整理され、親に対する優しさを感じる1冊』
書籍『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』には著者の優しさが詰まっていました。順序だてた説明、実践者のセルフケア、子育てに本当に必要なエッセンス、読むであろう親目線で書かれた本でした。
私が独断と偏見でおすすめする3つのポイントはこちらです。
- 無駄がなく、順番に読んでいけば理解できる構成になっている
- 子ども相手を念頭にスキルが選出されている
- アクティブリスニング実践者のセルフケアに言及されている
これらに共通する点は、書籍を読むであろう保護者に対する配慮がされているところです。
『1、系統立てて説明されているから、順番に読んでいけば理解し易い』は子育てや仕事に忙しいであろう保護者が無理なく読む工夫です。あまり難しい本だと途中で諦めたくなりますよね。
『2、子どもに対して有用で、使いやすいスキルに焦点が当てられている』は、筆者がアクティブリスニングのスキル選定をしてくれているということです。子育て期ならではの選定がされている印象がありました。
『3、アクティブリスニング実践者のセルフケアに言及されている』はアクティブリスニングを実施する保護者への配慮です。子育ては子どもが生まれてから無尽蔵に発生していきます。しかし、親も生身の人間です。親も自分をいたわりながら、子どもとおへそを向き合わせることが大事です。おへそを向き合わせるは本書でのキーワードです。
それぞれ解説します。
おすすめポイント①無駄がなく、順番に読んでいけば理解できる構成になっている
本なので当たり前といえば当たり前かもしれません。本によっては、『気になるところから読んで構いません』という構成もあります。本書は初めから順番に読むことで、確実に理解が深まっていくスタイルの本でした。
しかも無駄が無く、読みやすい。
仕事や子育てに奔走している保護者の負担を最小限にしている印象がありました。
スキルの説明から入るのではなく、どうしてそのスキルが必要なのかが分かります。
おすすめポイント②子ども相手を念頭にスキルが選出されている
本書ではアクティブリスニングの実践スキルとして、以下の4個紹介されています。
- 反復
- 言い換え
- 明確化
- 要約
他にも実践スキルはありますが、本書では4点に集約されています。
『反復』は『オウム返し』とも呼ばれています。この『おうむ返し』ですが、書籍によってはあまり推奨されていません。
本書では『反復』は有用だと説明しています。
相手の語彙や分の構造に寄せていくことを、言語スタイルマッチング(Language style matching・LSM)と呼びます。小学生の子どもたちを対象にした研究では、親子間のLSMが高いほど関係性が良いことがわかっています。つまり、相手の言葉を繰り返したり、同じような話し方をしたりすると、心理的な安全性が高まり、つながりが深くなるのです。
島村華子 著 『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』 第3章 アクティブリスニング実践編
中略
子ども「今日の給食まずかった」
大人 「そっか!今日の給食まずかったんだ!」
おそらく子どもには有用という意味なのでしょう。大人相手だとバカにされている印象が強くなりそうですよね。もちろん本書でも、子ども相手でも感情のないトーンではNGと説明されています。
このように、子ども相手という前提条件にあった実践スキルの選定がなされていると感じました。
おすすめポイント③アクティブリスニング実践者のセルフケアに言及されている
私の印象ですが、聴き手のセルフケアに言及されている書籍は多くありません。アクティブリスニング実践に並行して、実践者のセルフケアは必須です。
技を出す本人が弱ければ、技が弱いどころか出せないことだってあります。基本的にレベル1の魔法使いでメラゾーマは使えないですよね?
本書では4つの側面からセルフケアに言及されています。
- 身体的ケア[体]
睡眠・食習慣・運動など体の健康に気を配る - 心理的ケア[頭]
自分の思考に気を配る - 感情的ケア[心]
感情に気を配る - 社会的ケア
自分の孤独に気を配る
どれも一朝一夕で効果が出るものではありません。しかし、気を配らない限り自然に良くなることはないのです。
短期的な消費主義に基づいて自分の欲を満たすのではなく、長期的な心と体の健康を視野に入れたアクティビティーを意図的に選ぶということです。
島村華子 著 『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』 終章 自分の声に耳をすます
スマホをずっと眺めたり、お酒で憂さ晴らししたりするのではなく、運動をしたり、自分の思考に気を配ったり、健康的に過ごしましょう。
本書では4つのセルフケアの必要性だけでなく、ケアの具体的方向性をそれぞれ示してくれています。自分の弱い側面をケアする指標にしましょう。
書籍『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』
まとめ
書籍『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』は子どもの保護者目線で書かれた本でした。
- 誰だって聴いてほしい。子どもはなおさらです。
- でも親は子どものことを聴きにくい環境にいます。
- 環境を整えて、聴くことを実践しましょう。
- 間違った聴き方を知って、より良く聴きましょう。
- よりよく聴くためには、聴く保護者のセルフケアが大事にしましょう。
ぴょん吉おすすめポイントは3つです。
- 無駄がなく、順番に読んでいけば理解できる構成になっているから
- 子ども相手を念頭にスキルが選出されているから
- アクティブリスニング実践者のセルフケアに言及されている
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