こんにちは。
3児の父・ぴょん吉と申します。
今回は『呪いにかかったぴょん吉』という話です。
少し暑苦しい夜、4歳長男の咳がまたはじまりました。アレルギーの一種なのか、時々咳が止まらなくなります。それは決まって夜です。
今回も熱が上がる様子はありません。小児科に行けば、2週間の内服で様子をみることとなるでしょう。始めの1週間で咳は落ち着き、残りの期間は落ち着いて眠れるはずです。
しかし、今回は違いました。翌日の晩は全く咳がでない。どうしたんだ。もちろん喜ばしいことなのですが、少々拍子抜けでもあります。こっちはクラウチングスタートで受診予約を決める準備はできていたのに。元気に登園したから良しとしましょう。
子供たちがいなくなり、散らかった部屋を片付けながら考えます。どうして咳は止まったんだろう。今までは、Y=Xの式に当てはまりそうなくらい、咳は規則的にひどくなっていました。その式に反比例して息子の元気は下がっていきます。
いや、心当たりはある。掃除だ。私と妻はアレルギー体質だ。医学的お墨付きをいただいている。初日の咳を受けて、私は翌日の掃除は念入りに行っていた。内服もなしに掃除だけで症状がなくなるとは信じがたいが、咳が止まったのは事実だ。
大きな違いは掃除しかない。何事も分析してしまうのが私の癖である。翌日も絨毯と畳、ソファまで念入りに掃除機をかける。掃除機のごみタンクにたまった細かい埃をみて、達成感を感じる。きっと息子の咳もでないはずだ。
達成感からくるごみタンクの掃除前後の写真を世の中にばら撒きたい気持ちを、ギリギリのところで抑える。貯まったごみタンクを見ることが目的になりつつある。
掃除に気づき3日目は外出が多かった。畳の寝室の掃除をさぼった。翌日咳が出た。くそ。いそがしくてたたみのへやのそうじをしなかったからだ。
くそ、ほごりがにぐい。だにがぁ、、に、、く、。
だぁ、にぃ、、たべぇ、、
どうやらこの男は呪いにかかってしまったようです。息子さんの咳が出るたびに自分の掃除に原因があるとする『視野が狭くなる』という呪いです。
息子さんの咳の原因が分かっているわけではないのに。掃除機のごみタンクにたまった埃は、カーペットの毛をむしっているだけかもしれないのに。こうなった人間は俯瞰して物事を捉えなくなります。
早く呪いを解くしかない。
幸いなことに、すでに息子さんはアレルギー検査を受けています。息子さんが元気なこと幸いに、検査結果を聞きに行かないから呪いにかかりました。平時にこそ次の一手を打っておくべきなのに。あとは男が答えを聞きに行くだけなのに。
男が無事なことを祈ります。
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