私の仕事では、業務委託元、クライアント、私の3者間でメッセージグループでのやり取りを行っています。
3者間のメッセージのやり取りで、困るシチュエーションが起きました。
クライアントから「念の為の確認ですが、ぴょん吉さんだけ他の方とミーティングツールが違うのですが、それであっているのでしょうか」との内容の質問を私と業務委託元にメンションを付けて質問がありました。
私は業務委託元に指示されたツールを使っていたのです。
指示書を確認しても、そう書いてありました。
でも、確かに先輩は他のツールを使っている。
クライアントはそこに疑問を覚えた訳です。
ぴょん吉、余計な事をしてみる
この質問に誰が答えるべきなのか考えてみました。
個人的には、業務委託元(先輩)が「ぴょん吉はこちらが指定したツールを使っているので問題ございません」とメッセージを送ってもらった方が丸く収まると考え、少し業務委託元の動きを待ちました。
1日たってもメッセージはありません。
即返信のスタンスではない先輩、いや業務委託元の意向か、出来るビジネスマンのスタイルでしょうか。
いつまでも待つのはクライアントにも悪いので、私が返信する方向で考えてみました。
クライアントは何かしらの疑問を持っての質問だったのか、本当に気になったから「念の為」レベルの質問だったのか、現段階では不明です。
そこを確認出来たら一番良いのですが、私がしない方が良い業務な気がしたので選択肢から外しました。
クライアントの「なぜぴょん吉だけ、そのツールを使っているのか、それで良いのか」に対する質問に答えるとします。
私は「業務委託元に指定されたツールなので、問題ありません」とメッセージを送ったらそれでおしまいです。
そこで、先輩の立場でこの返信を考えてみました。
先輩『間違ったことは言ってないけど、ちょっと責められた気分』
そうならないかなと想像しました。
要はちょっと否定された気分になるわけです。
事実だから言えばいいわけではない
そこで、最近読んだ『否定しない習慣』という本を思い出しました。
『否定しない習慣』では『事実だから否定してもいいという思考はしない』とありました。
ここで言う事実は『ぴょん吉は指定されたミーティングツールを使っている』ということです。
これを引き合いに出すと先輩を否定することに繋がりかねません。
少なくとも、私が決めたことではないので、私が言うべき事ではないと判断しました。
そこで、この事実を出さない方向でメッセージを考えました。
『私が使っているツールは○○で問題ないけど、支障がありそうなときは先輩と相談して対応します』というメッセージを送りました。
これなら、クライアントへの最低限の回答と、先輩への否定もなく、先輩のお手を煩わせること無くすむのではないでしょうか。
クライアントからは「承知」と返ってきました。
先輩からはと言うと・・・
何も返事なし。
まあ問題はなかったということでしょう。
振り返り
今回は『念の為の確認を行いたいクライアント』と『返事をしない先輩』と『返事をしたい私』の三方良しを試みました。
それから『否定をしない』ことを留意しました。
『ひと呼吸置ける』
いや、ふた呼吸でもひゃく呼吸でも置けるのが、テキストメッセージのやり取りのメリットの一つですね。
オンラインでも対面でも、直接聞かれていたら、たぶん「会社の指示です」と答えていたでしょう。
こうやって思考して、咄嗟の行動レベルまで落とし込めたら理想と考えました。
最期に、クライアントの疑問点を明らかにして差し上げたかった無念が私には残っていました。
『これで回答になっていますか?』と付け足すとより良かった気がしています。
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