子育ての苦手なシーン|ラッキーパンチをラッキーにしないために振り返る|聴く日記4

いや、子どもはアフロではないんだが 聴く日記
記事内に広告(Amazonアソシエイトを含む)が含まれています。

私は子育てで苦手なシーンがいくつかある。

それは『保育園帰りによった公園で子供が帰りたがらない時』『子どもがお風呂に入りたがらない時』『お風呂から子どもが出ない時』だ。

何が苦手かって「子どもが言う事を聞かないから」。

今回は『保育園帰りによった公園で子どもが帰りたがらない時』に上手く立ち回れた事例を振り返る。再現性を高める試みである。

理屈っぽいが、私なりの子育て方法と言うことでご容赦いただきたい。

エピソード

寒くなって遠のいていた保育園後の公園遊び。

日が長くなったのと、お迎えを早めに希望したこの日は違った。

私はこの公園遊びが嫌いだ。

なぜなら、子どもがなかなか帰りたがらないから。

アナログ時計の長い針をさして「どこまで遊ぶ?」と決めても守れたことは一度もない。

私はこのコントロール出来ない状況が非常に嫌いだ。

『自分のコントロールできることに注力しなさい』

頭では有名な自己啓発書のセリフが瞬時に浮かんでくる。

子育てにおいて、子どもの行動ほどコントロール出来ない事はないだろう。

世のお母さん、お父さんなら首がもげるほど同意してくれるはずだ。

子育てインフルエンサーは「『お家に帰る』ではなく、『お家に行こう』に変える」とか「最後の一回をイベント化する」と言う。

試してはいるが、なかなか功を奏しない。おそらく私はやり切れてないのだろう。

頭では理解しているが、気持ちが乗り切れてないのだ。

こういう時、私の頑固な性格があだとなる。

それなら私なりの方法で乗り切ってやろうじゃないか。

インフルエンサーには悪いが、現場で対応するのは結局親自身だ。

最近は『傾聴』とか『アクティブリスニング』の『聴く』が私のトレンドだ。

『傾聴』の『相手のありのままを受容する』『相手に共感的態度で接する』とか子育てに標準搭載するべきだと思っている。

そんな姿勢を引っ提げて公園に行ってみたので、是非見て欲しい。

ピンチはチャンス

公園で帰りたがらない子筆頭が長男である。だいたい長男がぐずる。

今回も熟れたリンゴが木から落ちるくらい自然な流れで、長男はぐずり出した。

きっかけは分かっていた。

ドッヂビーをうまくキャッチできなかったからだ。

小2の姉とその同い年の友達が投げるドッヂビーはもはや年長長男がチャッチできる物ではない。

みんなで順番に投げていると、回数もこなせない。

私はそこら辺が今回のぐずった原因だとふんだ。

「今日は絶対に帰らない」

睨みつけるような眼光、これはヤバいやつだ。

昔の私なら、真っ向からぶつかる場面である。

「いーよ。帰りたくないんだね」

でもこっちには聴く姿勢のトレーニング中、言葉の表面には惑わされないんじゃ。

やってやるよ、上等だ。

受け止めてやるよ。

そんな気迫とは裏腹に、一人ドッチビーをたしなむこととした。

斜め上に投げたドッヂビーが乾いた空に弧を描き、私のてもとに戻ってくる。

「絶対に帰らない。」「そうだよね、帰りたくないよね。」

何度かやり取りを繰り返していると、長男は泣き止み移動を始めた。

長男は滑り台に上り、私を見下ろし「上手に取れるまで帰らないからね」と言う。

『来たーーー!!』

明らかに流れが変わった。

「じゃあ、練習する?」

私の問いかけに長男はまだ涙目だが、さっきと顔つきが違う。

滑り台のフェンスが邪魔だなんて言ってられない。

この勝ち取った雰囲気を壊したくない一心で、ドッヂビーを長男にめがけて丁寧に投げる。

「ドッヂビーを挟み込むように受け取ってごらん」

普段は素直に聞かない私のアドバイスも、ドッヂビーをキャッチしたくてたまらない長男はすっと受け入れる。

ドッヂビーを受け取るたびに長男に笑顔が増える。

「あと何回取れたら帰ろうか?」

完璧にインフルエンサーの言いつけを無視した投げかけだ。

しかし

「あと二回!」

『え、2回でいいんですか?!』

二桁は覚悟していた父には、良心的な提案だ。

それだけ長男は満たされていたんだろう。

本当に2回キャッチしたら帰ってくれたのだ。

この時、帰宅予定から30分が過ぎていた。

夕方の忙しい時間帯の30分は代償として大きいかもしれない。

遠回りに見えるけど、たぶん確実な方法だ。

今はそう信じている。

私なりの子育てである。

苦手だった本当の理由は、睡眠時間を大事にしているから

こうやって書き出してみると3つのタイミングに共通するのは、『就寝時間にかかわる』ということ。

登園の時は子どものペースを尊重しすぎて、遅刻ギリギリになる。

『子どもは言うことを聞かない』わけだけど、そんなに焦らないし、今はイライラもしない。これは慣れのせいもあるだろう。

夕方以降に言うことを聞かない子どもにイライラするのは、私が『睡眠時間』を大事にしているからだと思った。

これは私が睡眠に人生の質を左右されてきた経験があるからだろう。

それを子どもに押しつけるわけではないが、人生をうまく生きていくための私の大事な価値観である。

大事なことが色々あった

我が子の『言葉の表面』にいちいち反応しない。「絶対帰らない」なんて普通に考えて無理だから。

親の待つ気持ちが大事。そしてどうやって待てる時間を作るかも大事。

あとはどうやって自分ナイズしていくか。

夜ご飯を作っておく。ここは在宅兼業主夫の強み。

夜ご飯は手の込んだものを出さない。出来合いの物の方を喜んでくれることもあるわけで・・・。

ストレスを感じる時は、大切な何かが脅かされている時。

今回のエピソードは合理性と理屈を愛する私なりの学びがたくさんつまっていた。

今後とも再現性の精度を高めていきたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました