「男性」という理由で担当変更を希望された|しかも共有チャットで|なぜか気持ちは安定している理由は私の価値信念にあった

穏やかな波打ち際に座るぴょん吉 ぴょん吉は看護師
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いかにも釣り目的なタイトルで恐縮です。

タイトルの内容は事実ですが、記事の目的に担当変更を希望した方への悪意は一切ありません。

最近『人はエピソードに対して最低でも5つの感情が存在する』というフレーズを本で見かけました。

今回のエピソードだけ見ると、心はざわつきそうですが、私の心は不思議と波の穏やかな海のようです。

私の『共有チャットで「男性」を理由に担当変更を希望された』というエピソードに対して、どんな感情が存在したのでしょう。なぜ心は落ち着いていられるのでしょうか。

ざっと振り返ると以下の3つの感情がでてきました。

  • 悔しかった(2割)
  • 仕方ないと思った(7割)
  • びっくりした(1割)

始めに「悔しいな」と感じ、比較的早い段階で「仕方ないな」になり、よくよく考えると「びっくり」といった塩梅です。

これらの感情をもう少し突き詰めてみます。

その理由は『エピソード×価値信念=感情』という概念を試すためです。これも『人はエピソードに対して最低でも5つの感情が存在する』と述べた本にあった概念です。

個人的に合点がいった概念だったので、今回取り上げました。

自分の『価値信念』が分かると言うことは、良い時にはより良く、悪い時は対処しやすくなることです。便利な機械も取扱説明書がないと、十分に活用できないのと一緒だと思います。

式で表すと明確ですが、エピソードと感情が分かれば、価値信念を推測できるわけです。

今回のエピソードから私の価値信念のひとつに『合理性』があることを推定しました。エピソードの事実を客観視して合理的に考えようとしたからこそ、一見ネガティブなエピソードとあっても自己嫌悪に陥らなくすんだと考えます。

それでは順番に感情を突き詰めてみます。

はじめの『悔しかった』

私は何が悔しかったのでしょう。

  • 性別で判断された
  • 人柄を知る前に判断された

担当変更理由は「女性が担当になると思っていた」「女性なら話しやすいと思った」でした。本当の理由ではないかもしれませんが、オンラインメッセージで1,2往復しただけなので、よほどの粗相を働いてない限り、私の人柄が理由になったとは考えられません。

見方を変えると『個人をみて断ったわけではない』とも言えます。先方は機械的に担当変更を行ったことが推測されます。

この点はこうやって振り返るまで気づきませんでした。

今思うと、案件が稼働する前で良かったと安堵しています。

たしかに『担当変更を言われた』のは一見よくないエピソードですが、私にとってマイナスだったのかは状況によります。そして良く捉えるか、悪く捉えるかは私の一存で決まるのです。

この時の悪いパターンは、状況を俯瞰して捉えずに一人で自己嫌悪に陥ることでしょう。今回は『悔しい』感情から自己嫌悪に陥らずにすみました。

自己嫌悪に陥らなかったのは、自分を客観視する癖があるのと、今回は他に大きく占めていた『仕方ない』の感情が関係していると考えています。

次の『仕方ないと思った』

この『仕方ない』は感情として、いま一つ精細に欠ける気がしました。

『仕方ない』はどのような意味でどのような感情を含むのでしょう。私が誤用している可能性もあるので確認します。

『仕方がない』の意味
  1. どうすることもできない。ほかによい方法がない。やむを得ない。
  2. よくない。困る。
  3. 我慢ができない。たまらない。
コトバンク 『仕方が無い』

『やむを得ない』あたりが今回の私により適した意味な気がします。

感情はどうでしょう。

  • あきらめ
  • 無力感
  • 悲しみ
  • イライラ

『あきらめ』や『無力感』が近そうですが、マイナスなイメージがしっくりきません。

少し強引ですが、ポジティブなイメージもみてみます。

  • 気持ちを切り替えたい
  • 合理的にしたい
  • 自己否定の停止
  • 踏ん切りをつきたい
  • 感謝

『合理的にしたい』あたりが近しい感情のように思えます。

良い意味で『あきらめ』であって、相手の状況を『理解』したから、『合理的でありたい』と感じたのを『仕方が無い』と表現した。こんな感じです。

先方が「女性の方が話しやすい」と考えるのは一般的に妥当な気がしています。しかも、『看護師と言えば女性』というイメージもあると想像できます。

私が応募しているということは、先方は担当をあてがわれていることになります。一個人としては、他の看護師に負けない仕事をする気概はあります。しかし企業側にそれを伝える手段を思いつきません。

私の人柄を伝える手段として『私の事業提供元から、私の仕事ぶり・人柄を推してもらう』がありそうです。「うちのぴょん吉は女性に負けない包容力で、御社の従業員の悩みを受け止めてくれます。」みたいな感じです。

しかし、私はまだまだそのレベルに達していません。そもそも面談の回数をこなしていません。事業提供元の信頼を得ることは、今後の活動方針に大きく関わりそうです。

実はこの仕事を始める前に、『男だから選ばれないケースがあるんじゃないかな』と想定していました。

『私が感じている看護師の一般的なイメージ』と『企業の面談看護師への私の認識』が、今回のエピソードをパッと判断して、『仕方がない』と感じたのかもしれません。

本題からそれますが、この『仕方が無い』は私が多用する言葉です。私の使う『仕方が無い』の解像度を高めるのも私にとって大事な気がしました。

最期の『びっくりした』

最後に『びっくりした』わけですが、なぜかと言うと『わたしも参加しているチャットで担当変更を申し付けられたから』です。

冷静になって考えると、別のやり取りでも可能だったはずです。

どうして共有チャットで担当変更をいったのだろうと考えてみました。

  • 担当がデリカシーが無い人だったから
  • 担当が短絡的に行動する人だったから
  • 担当が冷静になれない程、譲れないことだったから

これらは想像の域をでません。こういう時の私は相手には肯定的な意図があったはずと配慮するようにしています。

先方の肯定的意図について想像をめぐらせます。

  • 職員に女性が多く、相手が男性だと怖がると思った
  • 男性でうまくいくパターンが想像できず、途中で変更するくらいなら早い方がいいと思った
  • 自分の仕事にプロ意識を持っていて、なあなあにしたくなかった

結果的には早めに担当変更がかかって、私は個人を否定されたと思わなくて済みました。そして、はっきりとした理由が分かっての変更だったので、むしろラッキーでした。裏でやり取りがあった場合、私の雇い主から「女性の方が話しやすいと言われた」と言われても今回程納得できたか分かりません。

感情を突き詰めてみて分かったこと

  • 男性が断られる可能性がある案件の仮説
  • 今の職に実力で判断してほしい欲求を感じた
  • 企業の男性看護師が活躍するためのハードルは高い
  • わたしの価値信念『合理性』の推定

男性が断られる可能性がある案件の仮説

  1. 女性が多い職場
  2. 従業員が少ない企業

仮説1は一般的な男女の性別イメージですが、間違っていない気がします。

仮説2は『小さい企業だと、人同士の相性の影響を大きめに見積もってしまう』という考えからです。一般的に無骨な印象の男性より、柔和な印象の女性が良いに決まっています。

企業の看護師は一人のことが多いので、担当看護師がローテーションしません。相性が合えばこの点はメリットですが、相性が悪ければデメリットになります。

私の人柄が分からないため、失敗しないように人選をしたくなる気持ちは至極自然なことです。

今後は仮説の検証を行うわけですが、決まった案件はどういう職種で男女比がどうなっているかを確認していきます。

仮説が妥当と考えて対策を取ります。しかし案件応募の段階で男女比を知る術はありません。

思いつく対策は男性をイメージする企業を選ぶ事でしょうか。

仮説2についての対策はあります。案件応募の時点で従業員数が50人以下かどうかは分かるからです。仮説2が正しければ、51人以上の案件を狙っていけば、男性と分かってから断られる可能性は下がるはずです。

この対策の問題点は、私が小規模企業の案件を狙っている点です。小規模企業で継続的で密なサポートをしてみたい。

どちらの点も、断られる恐れも考慮して案件に応募すればいいと思っています。

今の職に実力で判断してほしい欲求を感じた

面談看護師において『ぴょん吉だったら大丈夫だよね』と言われたい欲求があることを認識しました。

とある本に「やり抜く力があるかどうかは大事ではない。何に対してやり抜く力があるかを知ることが大事だ。」というフレーズがありました。いまがその状況かもしれません。

案件マッチングのシステム上、企業の方が私を指名することは無理です。一方、私の仕事ぶりをみている雇い主が私を推すことは可能です。

現状そのレベルに達してはいませんが、そうなれるようにやれることは明確になってきました。

  • まず、決められたことを確実にこなす
  • 相手が何を求めているかの理解に努め、プラスアルファを提案する

まだまだ抽象的ですが、この方向で活動していきます。

企業の男性看護師が活躍するためのハードルは高い

私の想定だと、男性の産業看護師は病院の看護師より活躍するためのハードルが高いです。

病院だと大勢の中の一人だったので、男性であることが重宝されることもありました。企業では担当看護師がひとりの場合も少なくないので、担当のすみわけが困難になります。その分、個人の能力でカバーしないといけない気がしています。もしかしたら、諦めた方がいい業務もあるのかもしれません。

ひとまず高いハードルを越えられる力を付けます。

私の価値信念『合理性』

今回のエピソードから推定される私の価値信念は『合理性』です。

そう考えた理由は『客観的に状況を把握して決断したい傾向があるから』。

AだったらBになるのは必然。仕方が無い。BがイヤならAをしないだけ。

私にはそう考える傾向があります。

これは暫定の価値信念です。表現が適してないかもしれないし、理解が変わるかもしれません。

まとめ

記事を書いているうちに、『安心』のように他にも感情があったことも分かりました。自分の感情に対する解像度が高くなったわけです。

それから今の職業に対する燃える欲求があることも確認できました。これはわたしの『小さなモチベーション』の理解が深まったということです。自分のやりたいことが少し分かったということ。

忙しいと自分の理解はあと回しになりがちです。なぜならば、すぐに効果が現れないからです。しかし、自分の取扱説明書が不明瞭で困るのは自分自身です。

自分の成長ほど、わくわくすることはないのではないでしょうか。

この調子でどんどん自分を扱う精度を上げていこうと思います。

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