『聴く』を提供する業務委託で、お一人目のセッションが終了。
今回のお相手には、本当に申し訳なさしかないのですが、私の聴く力の至らなさを痛感しました。
学びを深化させるために手書きで振り返り、大きく二つの収穫がありました。
- 見ず知らずの人とは共通点を切り口にする
セッションでは『聴く』ことを話題に据える - 業務委託元がオファーしたくなる人物像を想像して、それになり切る
今回は『1.見ず知らずの人とは共通点を切り口にする』を深掘ります。
コミュニケーション全般についての良書も紹介しているので、最後の方だけでも読んでいってください。
初対面の人とは共通点が大事
全行程8回のセッションの内、初期の段階でお相手から『知らない人と話すのは共通の話題がないと難しいですね』と言われていました。
その時は、『確かにそうだな』くらいにしか受け止めていませんでした。
全セッションの半分までは話を聴いている私の手ごたえはほとんどなく、おそらくお相手にも話を聴いてもらった手応えはほとんどなかったと感じています。
この期間、私はただただ話を聴こうとやっきになっており、お相手が重要なヒントを出していたことには気づきませんでした。
私なりに、『本が好き』『勉強が好き』などと共通点は感じつつも、話を膨らませる事が出来ずにいたのです。
手書きで振り返っていると、改めて『お互いの共通点』について思慮する機会が出来ました。
そして、紛れもない共通点を見つけたのです。
それは『聴くこと』でした。
私は『聴くこと』に興味があります。
お相手は会社の研修とは言え『聴くこと』について考えないといけません。
こんな近くに共通点があったなんて。
気づいてみると当たり前のことでした。
お相手は否が応でも『聴くこと』と付き合わないといけません。
『聴くこと』に対してプラスのイメージを抱いているかもしれませんし、マイナスのイメージを抱いているかもしれません。
『何も思っていない』が一番手ごわそうですが、今回のお相手は聴くことについて『苦手』なイメージを抱いていました。
そこに対して、もっと深く掘る質問を投げかけるべきでした。
セッションの後半になると、聴くことに対する苦手意識を取り扱うことが出来ました。
これがもう少し早ければと思ってやみません。
途中で手書きでの振り返りを行っていましたが、そこでは気づけなかった。
口惜しい・・・
この悔しさを次のセッションに繋げたいと思います。
会話のとき、「自分はいるだけでよい」ことを知る
書籍『否定しない習慣』の一文です。
“あなたはそこにいるだけで、すでに役割をほぼ果たしている。”
“相手に対して与えるべきものは『相手が話をし、自分を内観するための『静かな時間』」です。”
今回のセッションでも、お相手が『聴くことに苦手意識がある』について深められるように私は存在するだけで良かったのかもしれません。
話を聴く際に『壁』や『鏡』になるという言説も多いのは、そこに自分を出す必要はないという意味なのでしょう。
もちろん情報を伝えるべき場面もありました。
しかし前半の『聴く』時間があって活きる伝える時間です。
「いくつかお伝えできる事があるかもしれません。話してもよろしいですか。」
そんなセッションを目指してがんばります。
書籍『否定しない習慣』紹介
コミュニケーション全般について述べた本なのですが、『聴く』ことの解像度を上げる良書でした。
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