手書き一択!自分の大事な事は手間暇かけるべし!手書きで脳を自動検索モードにせよ

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あなたは『夢は書いたら実現する』や『引き寄せの法則』という言葉を聞いたことありませんか?

これらは科学的に信憑性が高いのです。

少し脱線しますが、私はブログ作成のためにマインドマップツールを使っています。マインドマップツールはアイデアをまとめるのに便利なツールです。しかし、私は逆にアイデアがごちゃついてストレスが溜まることがありました。

そこで落書き帳を使って考えを整理したところ、マインドマップツールを使った時より思考が整理整頓されたのです。

そして手書きは『脳が自分の大事なことに注目するための大事な作業』ということが分かりました。

本記事では以下の2点を解説します。

  • 手書きが『脳が自分の大事なことに注目するための大事な作業』なのか
  • 手書きとデジタルツールの使い分け方法

さあ、夢を叶えるために脳を最適化しましょう。

  1. 手書きが起こす効果:脳が夢を叶える方法を自動検索してくれる
    1. 目標を書くなら、何をしたいか、肯定的に、期限を添えて書き、それを細かく分割する
      1. 何をしたいかに注目する
      2. 肯定的な表現で書く
      3. 一旦期限を決める
      4. 目標を細かく分割することでくじけなくなる
    2. 書籍『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』の紹介
  2. 手書きが起こす効果:記憶に定着しやすくなる
    1. 書籍『アウトプット大全』の紹介
  3. 手書きが起こす効果:メタ認知、俯瞰、客観視
    1. 書籍『「書く」習慣で脳は本気になる』の紹介
    2. 書籍『書く習慣』の紹介
  4. 手書きでネガティブなことを書くとどうなるか:学びに変えたり、対策をセットにすれば問題なし
  5. 手書きとデジタルツールは使い分けが大事
    1. 暗記したい時:時間が許す限り手書き
    2. レポート、ブログなどの制作物:始めは手書き、後半はデジタルツール
    3. 概念的な理解:基本手書き、清書はデジタルツール
    4. あなたの譲れないこと:絶対手書き
    5. 書籍『超戦略のノート術』の紹介
  6. まとめ
  7. 書籍紹介
    1. 書籍『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』の紹介
    2. 書籍『アウトプット大全』の紹介
    3. 書籍『「書く」習慣で脳は本気になる』の紹介
    4. 書籍『書く習慣』の紹介
    5. 書籍『超戦略のノート術』の紹介

手書きが起こす効果:脳が夢を叶える方法を自動検索してくれる

あなたは欲しい物を強く考えるようになったとたん、世の中に欲しい物があふれていると思った経験はないでしょうか。

うちの子だとキャンピングカーです。

テレビ番組でキャンピングカーに魅せられた我が子は、そこかしこのキャンピングカーを指差し「キャンピングカー見つけた!」というようになりました。それ以前もキャンピングカーはあったのにです。

これには人間の脳の仕組みが関係しています。網様体賦活系もうようたいふかつけい(Reticular Activating System:RAS)がその立役者です。RAS(ラス)と読んでください。

RASは脳に入るほとんどの情報を中継しています。RASから情報を受け取った脳は「考え」「感じる」働きを活性化します。ところがRASは99.9999%の情報を処理し、さらに注意を引く優先順位を付けているのです。

我が子がキャンピングカーによく気づくようになったカラクリです。

これを自分の夢実現に応用する方法があります。『手書き』です。脳を刺激して、夢実現のお手伝いをしてもらうのです。

厳密には手書きは必須でありません。先ほど、RASは脳に渡す情報に優先順位をつけていると言いました。手書きは優先順位を上げる手段の一つになるのです。

 ドミニカン大学カリフォルニア校で心理学を教えているゲイル・マシューズ教授が、二六七人の参加者を集めて、目標の達成率に関する実験を行った。目標を手書きしたときの達成率と、キーボートでタイプしたときの達成率を比べたのである。すると、手書きするだけで、達成率は42パーセントも上がることがわかったという。
 文字をキーボードでタイプするときに必要な指の動作は、八種類しかない。だから脳でも、その八種類の動作に対応する神経しか働かない。しかし、手書きするときに必要な指の動作は一万種類もある。そのため、脳で働く神経もずっと多くなる。手書きが目標の達成率に大きく影響するのは、このためだ。

中略

 手書きするとRASが活性化され、目標のことを考えていてもいなくても、RASの指示を受けた潜在意識が、目標達成に向けて働きだすようになる。

アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 著 『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』 第2章 自分の望みをはっきりさせる

目標を手書きすると、脳が勝手に達成する手段を探し始めるのです。脳にそんな機能がついているなら、活用しない手はないですよね。

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目標を書くなら、何をしたいか、肯定的に、期限を添えて書き、それを細かく分割する

何をしたいかに注目する

まず何をしたいのかをはっきりさせる。
どうすれば達成できるかは、RASにまかせておけば、
そのうち自然にわかる。

アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 著 『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』 第2章 自分の望みをはっきりさせる

目標を掲げた初期は、どうすれば達成できるのかを考え出すと、人は萎縮してしまいます。まずは何をしたいのかを書き、RASの力を借りましょう。

肯定的な表現で書く

後述するネガティブな事に関する手書きの効果とは違って、目標を書くなら肯定的ではっきりと書きましょう。

例えば禁煙をしたいのなら、「〇〇までに禁煙する」ではなく「〇〇までにノンスモーカーになる」の方が良いです。

目標を肯定的に書くと、脳にイメージがわいてやる気が起こるが、何かを否定する書き方で書くと、イメージが全く浮かばないので、やる気も怒らない。

アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 著 『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』 第3章 明確な目標を定める

育児本で、「走ったらダメ」の否定形で言うより「歩いてね」の方が伝わるとあります。これも同じ原理なのかもしれません。

一旦期限を決める

期限を決めて書きこむと、脳が体に「緊急事態」の指示を送り込み、
期限に間に合うように行動し始める。

アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 著 『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』 第4章 期限を決めて計画を立てる

書籍『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』では効果的に「期限」を設定するための方法として以下を挙げています。

  1. 現実的であること
  2. 短めであること
  3. すぐに実行すること

人は与えられた時間をめいっぱい使おうとする習性があります。現実的かつ短めで設定しましょう。

実行すると期限を延ばさないといけないこともあります。それでも始めるのを引き延ばさないことが大事です。

目標を細かく分割することでくじけなくなる

最後に、目標を細かく分割しましょう。

「どうやってゾウを食べる? 一口ずつさ!」と、昔からのことわざにもある。

アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ 著 『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』 第4章 期限を決めて計画を立てる

大きな目標ほど遠く感じます。でも大きな目標は分割することで、沢山の小さな目標になります。

モチベーションの観点でも、この方法は有効です。果てしなく見える目標ほど、目に見える達成が必要になります。

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書籍『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』の紹介

RAS(網様体賦活系もうようたいふかつけい)という脳のフィルター機能を活用した夢のかなえ方指南書。

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手書きが起こす効果:記憶に定着しやすくなる

 アウトプットするとき、人は、運動神経を使って筋肉を動かします。手の筋肉を動かして「書く」、口や喉の周りの筋肉を使って「話す」、全身の筋肉を使って「行動する」。いずれも運動神経と筋肉を使っています。
 「書く」「話す」といった運動神経を使った記憶は、「運動性記憶」と呼ばれます。運動性記憶の特徴は、一度覚えるとその後はほとんど忘れることはないということです。3年ぶりに自転車に乗ったら乗り方を忘れていた、ということはないはずです。

樺沢紫苑 著 『アウトプット大全』 アウトプットとは「運動」である

自転車の例えは納得です。もちろん一度手書きしただけで、記憶に定着するわけではありません。書籍『アウトプット大全』でも読むだけよりは、声に出し何度も書くと覚えやすく忘れにくいと述べています。

書籍『アウトプット大全』の紹介

アウトプットは書いたり、SNSに投稿するだけじゃない。泣くことだってアウトプット。

図解も多く、各項目見開きでまとめてあるのが見やすい。アウトプットを体系立てて学べる一冊です。

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手書きが起こす効果:メタ認知、俯瞰、客観視

これは手書きだけが得られる効果ではありません。文字として起こされることに意味があります。しかし、大事なことについては手書きをお勧めします。記憶に定着しやすく、より脳への注意喚起されるからです。

書くことがメタ認知、俯瞰、客観視することを表現する引用を紹介します。

 人間は、自分が考えていることをすべて把握しているわけではありません。自分が何を本当は考えているかは、書いてみてはじめてわかることなのです。

茂木 健一郎 著 『「書く」習慣で脳は本気になる』 第4章 願いをかなえるために自伝を書く

 文章のなかに「知らない自分」見えてくる。
中略
 文章を俯瞰してはじめて、本当の自分が見えてくる。
中略
 そう、「書く」ことは自己理解でもあるのです。

いしかわゆき 著 『書く習慣』 「書く」ことが与えてくれるもの

考えがまとまっていない段階と手書きの相性は大変良いのでおすすめです。

書籍『「書く」習慣で脳は本気になる』の紹介

脳は確実なものと不確実なものの組み合わせのバランスをとろうとし、確実なものを増やすためには「書く」ことが大事。

「書く」ことに関して、マイルドに学びたい方にお勧めの一冊です。

書籍『書く習慣』の紹介

書くことの重要さを科学的知見を交えて説明しつつ、書くことに対するハードルをさげてくれます。

書いてみたいけど、なかなか行動にうつせない人にお勧めな一冊です。

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手書きでネガティブなことを書くとどうなるか:学びに変えたり、対策をセットにすれば問題なし

書くことは脳に注意喚起することでした。ではネガティブなことを書くとどうなるのでしょうか。ネガティブな事に注目するのでしょうか。

結論は『ネガティブなことを手書きしたら、気持ちが楽になる』です。

先に話したRASの説明だと、ネガティブなことを手書きしたらネガティブなことを探してしまいそうなものです。話はそう単純ではありませんでした。

RASとネガティブな手書き
  • 思考の整理
    感情を客観視しやすくなる
  • 手書きに集中し、ネガティブな反すうを防ぐ
  • 創造性の促進
    問題解決のためのアイデアが生まれる

『筆記開示』という心理療法もあります。

ネガティブなことを手書きすると以下の効果があるようです。

  • 感情の整理
    感情にラベルを貼って、客観視することで感情が制御しやすくなる
  • 認知的再評価
    新しい視点を持ち、ポジティブに捉え直す
  • 暴露効果
    繰り返し書くことで、感情的反応が弱まる

↓筆記開示について詳しく知りたい方はこちらをクリック↓
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/12/blog-post_30.html
筆記開示についてとても分かり易く説明されています。

私は夜中に考え事が堂々巡りして、眠れないことがあります。その時に手書きすると、考え事が止まり、短時間で再入眠できます。

文字として見えるので、事柄の関係性が視覚化されます。重要なのが、ネガティブなことを反すうしてしまう時は、学びや対策をセットで書いてポジティブな面をみることです。過去の出来事は変えられませんが、出来事に対する認識を変えることは出来ます。

RASは優先された事について自動検索モードに入ることが出来ます。勉強不足ですが、ネガティブな事に対しても、対策を自動検索するのではないでしょうか。

私がネガティブなことを手書きした際も、自然と対策を書き出していました。

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手書きとデジタルツールは使い分けが大事

手書きの良さを説明しましたが、手書きって面倒くさいですよね?スマホやパソコンが普及した今なら、なおさら面倒くさく感じると思います。

手書きとスマホやパソコンで書くことそれぞれにメリット・デメリットがあって、どう使い分けるかが大事です。

手書きとデジタルツールの違いを様々な面で比較しました。

手書きデジタルツール
速さ遅い早い
生産量少ない多い
記憶の定着しやすいしにくい(手書きと比べると)
自由度高いフォーマットに依存する
検索性低い高い

この表を基に様々な場面での使い分けを考えてみます。

暗記したい時:時間が許す限り手書き

暗記したい事がある場合は断然手書きです。脳をガンガン刺激して記憶に定着させましょう。声に出すとより脳を刺激して記憶に定着されます。

レポート、ブログなどの制作物:始めは手書き、後半はデジタルツール

構成を考える時は手書きで、書きたいことが決まったらデジタルツールで一気に書き上げるのが良いでしょう。

考えがまとまってない時ほど手書きは効果を発揮します。デジタルツールでまとめる時短効果より、手書きの創造性アップの方に軍配が上がります。

考えが整理されてきたら、デジタルツールの出番です。一気に書きましょう。

概念的な理解:基本手書き、清書はデジタルツール

概念的な理解に関しては手書きが優勢です。

 プリンストン大学の調査では、手書きとパソコンによるメモの比較が行われました。研究チームは学生たちに動画サイトにアップされたプレゼンテーションの動画を見ながらメモを取らせ、その際に「ラップトップ入力」または「紙にペンで手書き」のどちらかで記録を残すよう指示しています。
 そのあと、学生たちに動画の内容を尋ねたところ、次のような差が確認されました。
・「事実に関する理解力」については、ラップトップと手書きのグループに正解率の差は出なかった
・「概念的な質問の理解力」については、ラップトップよりも手書きのほうが、正解率が高くなった
・以上の差は1週間後のテストの際も変わらず、手書きのノートで内容を復習したほうが、ラップトップよりも成績が良かった
「事実に関する理解力」とは「日本の人口は?」や「スウェーデンの社会保障費は?」といった具体的な知識を問う問題への理解力であり、「概念的な質問の理解力」とは「日本とスウェーデンの平等観の違いは?」のような深い問題への理解力です。

メンタリストDaiGo 著 『超戦略のノート術』 第1章 科学的に正しいノート術・6つの基本ルール

自己理解など概念的な理解は手書きで深掘るとより理解しやすいと考えられます。

  • 自分の好きなこと
  • 家族で夏休みにやりたい事
  • 今の仕事の良い所、嫌な所
  • ずっと一緒にいたい人のポイント

こんな時は不便でも手書きを一度試してみてください。

あなたの譲れないこと:絶対手書き

『私はこれで一生やっていくんだ』ってことは絶対手書きです。

「いやいや、そんな一生なんて大げさすぎるよ」と思ったあなた、現段階の一生で構いません。

手書きには時間を要します。なんでもかんでも手書きするわけにはいきません。なので、現段階の一生ものを手書きで深く理解するのです。

自分の脳の使い方に主体性を持ちましょう。

↓主体性について知りたい方は、こちらの記事をクリック↓
主体性を育む方法はたった1つ|刺激に対する反応の選択を意図的に行うだけ

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書籍『超戦略のノート術』の紹介

学生から社会人まで、試験に受かりたい人、目標を達成したい人、学んだ知識を収入や評価に繋げたい人にお勧めの科学的知見が盛り込まれた超実践本です。

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まとめ

本記事では、手書きの効果を説明しました。

  • 手書きは脳を自動検索モードにする
  • 手書きは記憶に定着しやすくなる
  • 手書きは客観視しやすくなる

ネガティブな事に関して手書きしても、学びに変えたり、対策をセットにしたりすれば問題がないことも分かりました。

手書きは面倒くさいので、デジタルツールとの使い分けが必要です。

あなたの時間は有限です。自分に大事なことほど手書きの恩恵を活用しましょう。

↓手書きを有効に活用するためには主体性を!主体性が学べるおすすめ記事はこちら↓
主体性を育む方法はたった1つ|刺激に対する反応の選択を意図的に行うだけ

↓手書きするべきは『自分の好きな事探し』!自分の好きな事を知るためのおすすめ記事はこちら↓
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書籍紹介

記事内で紹介した順に掲載しています。

書籍『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』の紹介

RAS(網様体賦活系)という脳のフィルター機能を活用した夢のかなえ方指南書。

書籍『アウトプット大全』の紹介

アウトプットは書いたり、SNSに投稿するだけじゃない。泣くことだってアウトプット。図解も多く、各項目見開きでまとめてあるのが見やすい。アウトプットを体系立てて学べる一冊です。

書籍『「書く」習慣で脳は本気になる』の紹介

脳は確実なものと不確実なものの組み合わせのバランスをとろうとし、確実なものを増やすためには「書く」ことが大事。内容は科学的な本とエッセイの間。「書く」ことに関して、マイルドに学びたい方にお勧めの一冊。

書籍『書く習慣』の紹介

書くことの重要さを科学的知見も交えた説明にとどまらず、書くことのハードルを低くしてくれる一冊。書いてみたいけど、なかなか行動にうつせない人にお勧めな一冊。

書籍『超戦略のノート術』の紹介

学生から社会人まで、試験に受かりたい人、目標を達成したい人、学んだ知識を収入や評価に繋げたい人にお勧めの科学的知見が盛り込まれた超実践本です。

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