こんにちは。
3児の父、ぴょん吉と申します。
今回は『小1娘が起きてもいない波から逃げました』という話です。
娘「今日はテストの練習、やめておこうかな」
金曜日だ。疲れているだろう。
私「1回だけでもやっておいたら」
1回でもやればスイッチがはいるだろう。1回で終わってもいい。こういうものは、少しずつ進んだ方がいいのだ。
だが、この考えは悲劇を呼んだ。
小学校1年生の娘は、学校で口頭テストが始まっていた。先生にむかって、たし算の読み上げを行うのである。娘は5段階の3つまでクリアしている。終盤は、難易度も上がってきた。
1つの本番テストにつき、自宅テストを3つ行う。自宅テストを終えたら、先生と本番だ。
今日は1つでもいいと思っていた。
その思いとは裏腹に、娘は2つまですんなりと終わらせた。ここまでは父の思惑通りだ。ここからが違った。私は娘が自発的に練習を止めると考えていた。だが娘は練習をやめなかった。
やめるどころか、何度も失敗して泣き始めてしまった。泣くとミスをしてしまう。そして、また泣く。悪循環だ。
ここで、私の課したルールが悪さをする。『2回連続で言えたら、自宅テストは合格』という独自ルールだ。泣きながらだと、1回言えても次に失敗する。
ルール設定時に、もちろんこの状況は想定されていない。『2回連続』の理由は、『まぐれ合格を防ぐ』と『練習する回数を増やす』ためだ。
練習を止めればいいのに。私も提案した。しかし娘はテストをやめることはなかった。
金曜日の夕方だ。娘は疲れている。大人の私が疲れたらイライラするのだ。6歳の小学校1年生の脳内はさぞかし混線しているに違いない。
疲れているにしても様子がおかしいので、泣きが少し落ち着いた時に「止めたくない理由でもあるの?」とたずねた。
「テスト合格で最後になりたくない」
そういうことだったか。これは想定していたが、やはり避けられなかった。念のため、どのくらいのクラスメイトがテストを終えているかたずねた。
「わからない」
娘は起きてもいない波から逃げていた。
このテストは合格の速さを競うものではない。娘が暗算を覚えられる、すらすらと言えることに意味がある。一番最後になっても良い。それが嫌ならば、毎日少しずつでもやること。自分にも言い聞かせるように、なるべく優しく穏やかに伝える。
金曜日。すでに爆発した頭にどれくらい入ったか怪しい。まだまだ伴走が必要なようだ。大丈夫、こちらは付き合う気満々だ。
私の余計な入れ知恵ではじまった悲劇。娘が何を心配しているか。娘は心配も原動力にしていることが分かった。それから私が気を付けないといけない点も分かった。
口頭テストも終盤戦。慣れてきたと思っていたが、最後まで気が抜けないようだ。
それでは、またお会いしましょう。
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