お小遣い報酬制の波が来た|金融教育は学校教育と家庭教育の両輪が大事

主夫業始めました
記事内に広告(Amazonアソシエイトを含む)が含まれています。

こんにちは。
3児の父・ぴょん吉と申します。

皆さんの家にはお小遣いのルールはありますか?

そもそも皆さんが子供時代に、お小遣いのルールはありましたか?

私の子供時代に、特にルールはありませんでした。お年玉をひたすら消費していた記憶しかありません。

そんなマネーリテラシー低めの子供時代を送った私は、2023年に以下のルールを我が家で試しています。

ぴょん吉家・子供のお小遣い事情
  • 定額年先払い制
    お年玉(今年は1万円台)を切り崩していく
    金利はつかない
  • 現金管理
  • 主な使用用途はおもちゃ
    普段のお菓子や共用のおもちゃ、絵本などは親の財布から出る
  • 2歳、4歳、6歳共通のルール
  • 誕生日、クリスマス(サンタから)はプレゼントがもらえる

お小遣いルールを試行している我が家に、お手伝い報酬制を考えるきっかけになる出来事が起きました。

お手伝い報酬制とは、お手伝いをしたら報酬として金銭などをもらえることを指します。

私は、お手伝い報酬制について肯定派です。社会に出ると、ほとんどみんなが働かないといけません。社会に出てから労働と報酬を実体験で学ぶのもいいと思います。私はそうでしたから。

でも、『もっと早く労働と報酬の関係を知っていたら』、『お金の勉強をしていたら』と思うことはありました。

父と母が私にしてくれたことに少しも不満はありません。十分すぎる教育や家庭環境を与えてくれました。私も自分の子供にそうでありたい。時代が変わったので少し形を変えて。

本記事の内容
  • 我が家のお手伝い報酬制を考えるきっかけ紹介
    報酬を渡したくなった娘のお手伝い
  • エピソードの振り返り
    お手伝い報酬制から感じる労働と報酬の関係性は、社会にでても通ずる
  • 学校の金融教育を概観したぴょん吉のまとめ
    国は金融教育に重きを置き始めたけど、学校教育の金融教育を待っていたら、人によっては学びのいいタイミングを逃す。家庭でも主体性をもって金融教育を行い、学校教育と補完的な関係を目指すべき。
  • 我が家の金融教育の身の振り方
    定額のお小遣いで使う感覚を知ってもらい、お金が欲しくなる頃合いにお手伝い報酬制を開始したい

お手伝い報酬制を考えるきっかけ

我が家には引っ越してから一度も掃除していない場所がありました。ベランダの排水路です。コンクリートむき出しのベランダ。柵の内側に少しくぼみがあり、そこを雨水などが通っていきます。

不使用の物干しざおを置いていたせいもあり、1年以上放置していました。溜まった汚れは、乾燥した皮膚の角質のようにめくれています。

そんなベランダを箒と塵取りで掃除をしている娘。妻は何気なく溝が汚れていることを、娘に話したそうです。

これだけであんなに綺麗になるなんて、私たち夫婦は想像もしていませんでした。

翌朝、綺麗になっている排水路に気づいて驚きました。

その時は朝の忙しい時間でしたが、妻もまだ出勤していません。私達は目くばせして即決。

妻「おとうさん、2枚くらいかな」

私「いやいや、5枚あげたいくらい」

業界用語が分からない娘。そもそも状況を全く理解できていません。

妻「500円玉あったよ」

どうやらお金をもらえるらしい。そう理解した娘は飛び跳ねて喜びます。初めてのお手伝い報酬認定です。

今回は、娘が初めての報酬を受け取った経験もさることながら、私達の報酬を渡したくなった経験も貴重でした。

掃除後の写真です。

掃除前の写真がないので、どれだけ綺麗になったかは分からないですね。

お手伝い報酬制は、働くことの縮図

私達はうれしくて、ついお小遣いを渡しましたが、何がそうさせたのでしょうか。

報酬を払いたくなったポイントと社会に置き換えて
  1. 代わりに作業をしてもらえたから、私の時間(利益)が増えた
    社会では:会社は作業してもらう人を雇い、商品を多く作り、多く売ることで利益を得て労働者に報酬を払う
  2. 先に報酬をねだられなかった
    社会では:雇用主と雇用者は、契約で事前に仕事内容と報酬を決めている
  3. 後回しにしてた事をしてもらえた(かゆいところに手が届いていた)
    社会では:隙間産業をみつける目でしょうか

これは逆に言うと『娘がこうすれば、私から報酬をもらえる』になります。

おそらく一般的な労働と報酬の関係性にも当てはまるのではないでしょうか。

私は雇われた経験しかないので、『報酬を渡したくなったポイント』を認識できてよかったです。

私はこれらを学校で学んだ覚えがないです。子供に教えるためには、私も勉強や経験をしていかねばなりません。

国は金融教育に重きを置き始めたけど、家庭教育も主体性をもって取り組む必要あり

成人向けの金融教育の教材・本は選ぶのが難しいくらい溢れています。私は金融関連の勉強はYouTubeチャンネルをいくつか追いかけているのと、気になる本を読むようにしています。

国は子供世代の金融教育にも重きを置き始めました。実際はどうなっているか視てみましょう

文部科学省は金融教育を学校教育に取り入れている

平成26年に文部科学省は、学習指導要領に基づく取り組みとして以下をあげています。

【学習指導要領に基づく取組】
学校教育においては、小・中・高等学校の社会科・公民科、家庭科などの教科を中心に、児童生徒の発達段階を踏まえ、消費者教育・金融経済教育に関する内容を指導することとしている

siryou7.pdf (kantei.go.jp)

もう少し現場に寄って視てみます。

5年生から家庭科で金融教育が開始されるが、人によっては時期が遅い

小学校での金融教育は、家庭科が担うようです。平成29年告示の小学校の家庭科の学習指導要領(約10年ごとに改訂)を視ます。長いので項目で雰囲気をつかんでください。子供のお小遣いについて関係ありそうな箇所に黄色でマーカーしています。

C 消費生活・環境
 次の⑴から⑶までの項目について,課題をもって,持続可能な社会の構築に向けて考え,工夫する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
⑴  金銭の管理と購入
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア) 購入方法や支払い方法の特徴が分かり,計画的な金銭管理の必要性について理解すること
(イ) 売買契約の仕組み,消費者被害の背景とその対応について理解し,物資・サービスの選択に必要な情報の収集・整理が適切にできること。
イ 物資・サービスの選択に必要な情報を活用して購入について考え,工夫すること。
⑵ 消費者の権利と責任
ア 消費者の基本的な権利と責任,自分や家族の消費生活が環境や社会に及ぼす影響について
理解すること。
イ 身近な消費生活について,自立した消費者としての責任ある消費行動を考え,工夫するこ
と。
⑶ 消費生活・環境についての課題と実践
ア 自分や家族の消費生活の中から問題を見いだして課題を設定し,その解決に向けて環境に
配慮した消費生活を考え,計画を立てて実践できること

小学校学習指導要領解説 家庭編 (mext.go.jp)

家庭科は5年生から始まります。我が小学校1年生の長女は、お手伝い報酬制の波がそこまで来ている気がします。あと4年は待てそうにありません。

学校教育は全体に行う教育です。文部科学省が言っている通り、発達段階を考慮するとこの点は仕方ないですね。

体系立てた教育は学校教育に頼るとして、個別性を求めるためには家庭教育が重要です。文部科学省、学校教育以外でも頼れるところを探してみました。

金融庁の取り組みにも期待:うんこドリルとコラボレーション

金融庁は文部科学省へ金融教育の推進を提言したり、子供向けのコンテンツを作ったりすることで金融教育に携わっていました。

我が家もお世話になっています、うんこドリル。

金融庁×うんこドリル うんこ おかねドリル 全年齢対応 | うんこドリル公式 (unkogakuen.com)

ぴょん吉
ぴょん吉

うんこドリルとのコラボは、親が一緒なら低学年でも出来そうだったよ

『知るポルト』という金融知識サイトがおもしろい

知るぽるととは

金融広報中央委員会(愛称:知るぽると)は、都道府県金融広報委員会、政府、日本銀行、地方公共団体、民間団体等と協力して、中立・公正な立場から、暮らしに身近な金融に関する幅広い広報活動を行っています。

知るぽるとについて|知るぽると (shiruporuto.jp)

知るポルトのサイトから金融教育の『多面的な取り組みの必要性』について一部抜粋します。

<1> 学校、家庭、地域等の連携の必要性

ア.金融教育の核としての学校教育

金融教育に取り組む場として核となるのはやはり学校である。その第一の理由は、学校では教育の専門家により体系的に教育が行われるからである。教育の専門的な技術と児童・生徒・保護者の信頼関係の下で、最も効果的・総合的に教育を行うことのできる場は学校教育をおいて他にない。第二の理由は、学校は社会に出る前のすべての児童・生徒が教育を受ける場であるからである。金融教育は、お金を適切に扱う知識や技能を知り、トラブルを未然に防止するとともに、合理的で豊かな選択と意欲をもって生きる力を養うものである。そうした教育は、すべての子供たちが社会に出る前に受けておくべきものであり、そのためには学校教育によることが必要となる。

イ.家庭や地域等の支援

金融教育の次の担い手としては家庭が挙げられる。家の手伝いをする、お金の使い方について一緒に考える、家の収入はどこからくるのかを教える、家庭の収入や支出について知る、自分の将来について話し合う、親の生き方や職業観を学ぶなど、家庭には金融教育の題材がふんだんに用意されている。保護者はそうした場面を意識的に活用して、子供たちにどうお金と付き合っていくべきかを考えさせることができる。また、学校において金融教育を進める上でも保護者が学校の方針を理解し、積極的に協力することが、金融教育を有効で実りあるものにするために極めて重要である。学校側でも家庭の協力が得られるよう積極的な働きかけが必要である。

(4)多面的な取り組みの必要性 ─ 1.金融教育のねらいと基本的性格 ─ 金融教育プログラム|知るぽると (shiruporuto.jp)

『金融教育の核としての学校教育』と家庭を次に考えている点には、少し違和感を覚えます。しかし体系的な知識習得に関しては、学校教育には頼らざるを得ません。実際、知るぽるとには勉強になるコンテンツがあります。

一方で金融教育について実体験の多くは家庭にあります。学校教育が先か家庭教育が先かは、子供の個別性に任せるとして、学校教育と家庭教育の両輪で走ることが重要です。

理由としては、学びとそのタイミングはとても大事で、子供にやりたくないことをさせる大変さは、皆さんのご存じの通りです。一方で、子供はしたいことのためであれば、勉強だって進んで行う姿を私は見てきました。子供の主体性と親の準備があれば、家庭での金融教育が核にもなり得ます。

私の小学校1年生の長女のお手伝い報酬制をはじめるタイミングはそこまで来ている気がします。学校教育と家庭教育が補完的な関係になれるように、我が家では準備を進めようと思います。

知るぽるとのお勧めコンテンツ

『カレー作りゲーム』と『おこづかい』で教える経済の基礎概念 [1]|知るぽると (shiruporuto.jp)
『金融教育のすすめ』というコンテンツ内にある記事の1つです。他にも3つ記事があり、どれも2005~2006年と古い記事ですが、原理原則は今でも通ずるものがありました。

知るぽるとシアター|子供向け金融教育動画|いつ観せるか
私が3つの動画を観て、我が子にいつどうやって観せるか考えた記事です。

我が家の今後の対応

それから娘はどうなったでしょうか。お手伝いをせっついていると思いますか?

意外とあっけらかんとしており、こちらとしては拍子抜けしています。

私個人としては、子供にお手伝いをする子になってほしいわけではありません。

お手伝いを通して、労働と報酬について学んでほしい。今回は金融教育について述べましたが、報酬については必ずしもお金や物とは限りません。報酬は経験だったり、感謝だったり、信頼だったりします。

幸い我が家のルールを固める時間をもらえそうです。固定お小遣い制で使って減る感覚が分かれば、自然とお金を意識すると思うので、それまで準備を進めていきます。

先日、お気に入りのポケモンぬいぐるみコレクションを買い足し、もう手持ちのお金では買えなくなりました。やはり今がベストなタイミングかもしれません。

夫婦でも意見のすり合わせをしていきます。良い酒の肴になればいいのですが。

今後も、お手伝い報酬制の進捗状況や子育て世帯向け金融教育おすすめの本を記事にしていきます。

今回の記事はいちお父さんの私見ですが、子育て世帯はいつかは通る道です。1事例として追いかけてもらえると幸いです。

それでは、またお会いしましょう。

にほんブログ村 子育てブログへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました