「もう学校行かないから」
え、あなたも行きたくないの?
今回は長女じゃなくて、小1の長男だ。
結論から言うと今回は明確な原因があって『長男が起きたかった時間に私が起こし切らなかった』せいだ。
今回は娘の時と違って、本当に「学校行きたくない」わけではない。
子どもあるあるなのか、人あるあるなのか、言っていることが必ずしも本心じゃなかったりする。
「朝ごはん食べない」と言っても「今日はお腹がすいてないのかな」などと受け止めていると、そのうち食べ始める。
うちの長男の場合「朝ごはんは食べないといけないんだから食べなさい」なんて言った日には本当に食べなくなる。
アクティブリスニングの原則にも当てはまっている。
これを朝の「学校行きたくない」に応用して「学校行きたくない気分なの?」と受け止めていたら、「○○分過ぎたから、もう間に合わない」となり、学校に行きたくないわけではない事が分かった。
「一番に行きたい」ということも分かった。
行動してから考える
そうと分かったら行動あるのみ。
「今からでも一番にならるかも」と声をかけつつ、数分で登校準備を済ます。
着替えだけはしてもらおうと声をかけたら、自ら着替えている。
やはり行きたくないわけではなさそうだ。
ご飯?食べませんでした。
歯磨き?しませんでした。
薬?飲ませませんでした。
今日はそれでいい。
「お父さんも付いてきて。教室まで」
仰せのままに。
行き渋り気味の娘のことは気になるが、ここで全てを成り立たせようとするとどれも上手く行かなくなるのは明白だった。
長男には急いでもらうことを取り付け、教室まで付き添うことにした。
動くと頭が働きやすい、しかしやり過ぎはストレスの元
あとは走るのみ。
走っている最中も泣き言一つ漏らさなかったところから、やはり行きたくないわけではない様子。
私の確証バイアスっぷりも甚だしい。(※確証バイアス・・・自分が持っている偏見や先入観を肯定するために、都合の良い情報ばかり集める傾向)
確証バイアスは決め込んだわけだが、メタ認知も多少働いていた。
『このままご飯食べないと糖分と水分がもたないかもな』
財布も持たず出てきたが、スマホがあったためQR決済で100%フルーツジュースを買って飲ませる。
帰宅した長男にたずねたら多少頭が痛かったらしい。
軽度の脱水か低血糖だったのかもしれない。
朝食のありがたみを感じる。
教室についた頃には、「学校に行きたくない」と言って泣いていた長男はいなかった。
かく言う私は『一仕事終えたところで一杯』と言いたいところだが、やることは山積みである。
走って帰る。
万歩計は学校までの往復を1.5kmと指していた。
なんという朝の運動量か。と同時に子どもたちは毎日これを歩いているので、頭が下がる。
帰宅すると、長女は探し物をしており何やら困っている様子だった。
そのくらいのトラブルで良かったと思いつつも、私は1.5kmほど走って交感神経のレベルが高いものだからちょっと臨戦態勢。
いちいち小言にも反応してしまう。
「昨日のうちに確認しておけば、お母さんに聞けたね」
それを言ったら元も子もないのだが。
先ほどのアクティブリスニングはどこにいったのやら。
結局娘も送り出せた。
送り出す前の私は「大丈夫」しか言っていなかった。
もちろんこの一連の経験も『手書き』にて、我が血肉となった。
朝の時間を増やす裏技
両名の帰宅後に、一つ提案をした。
『朝たくさんの事をしたい二人に教えたい朝の時間を増やす裏技があります』
小癪にもクイズ形式だ。
「分かってる。前の日に準備するんでしょ。」
察しが良い娘で助かる。
人は『他人に言われたことよりも、自分から発した言葉の方が守りやすい』らしい。
『前日に準備したら、少しでも早く学校に行けるし、足りないものを探す時間も増えるし、お母さんに聞くこともできるよ』
我ながら円滑な提案だったのではないか。
両名の食いつきは良かった。
長男は私のアテンドはあったにせよ、前日に準備を行えた。
翌日は朝食も食べて、『あさ一番』をとるべく登校した。
もちろん私の朝ジョギング抜きでだ。
そして、クラスで朝1番は取れたようだ。
あとは『あさ一番』の味をしめるか、『あさ一番』の良さは幻だったかは長男が判断するだろう。
前日に準備してくれるなんて、私にとっては願ったり叶ったりな状況で少し怖い。
しかし朝ゆっくり起きていた長男は少し早く起きる事も出来ている。
これも自分のやりたい事の為だからだろう。
これからも応援する所存だ。
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